【本の紹介】社長が3ヶ月不在でも、仕組みで稼ぐ、年商10億円ビジネスのつくり方

こんにちは、公認会計士・税理士の山口真導です。

2年前に買って積ん読になっていた「社長が3ヶ月不在でも、仕組みで稼ぐ、年商10億円ビジネスのつくり方」をご紹介します。以前、ご紹介した北原孝彦さんの「たった4年で100店舗の美容室を作った僕の考え方」を読んで、自社の経営計画を練り直そうと思ったことがキッカケです。

読んでみて、なんで2年も積ん読なんだ!!と自分に腹が立ちました。しかし、このタイミングで読むことになったのも運命だと思います。タイトル通り、いま年商10億円に達していない社長さんで、10億円を目指したい。または、3ヶ月不在でも回るようにしたい。と思っている方にオススメの本です。

ざっくり要約していきたいと思います。

1.10億円ビジネスになるための2つの段階

10億円企業になるためには、必ず「開発段階」を経て、「展開段階」に入る必要があります。

開発段階においては、年商10億円を売る「事業モデル」「分業体制」「組織体制」の構築を行わなければなりません。また、展開段階においては、経営計画書を作成し、ビジネスの完成図面とそこに至る期限を設定しなければなりません。また、10億円はゴールではないので、更に成長するために社長だけにしか出来ない仕事があります。

2.開発段階でやるべきこと

儲かる事業モデルの条件は「良い商品」と「良い顧客」です。そして、下請けのように売上高を他社に左右されない形が必須となります。自社の売る力で、良い顧客を開拓し、顧客に価値を提供して、儲けることが出来ることに加えて、モノを作る企業に外注して更に利益を得るような事業モデルの構築が10億円ビジネスには不可欠です。

分業体制は、量産をするための体制ではありません。高度な業務を効率良く行うための分業です。したがって、効率性だけでなく、専門性の獲得と新入社員でも出来るような低度化にも配慮が必要です。これにより何も出来ない新人が徐々に仕事になれて、やがて専門家になるというストーリーが描けます。分業を実現するためには、業務フローを設計したうえで、各業務の内容を「紙」に「文字」でまとめることが必須です。これがマニュアル化ということです。マニュアルは単なる作業指示書ではなく、「社長や会社が作り出した最高のやり方」が書かれたものであって、「最高のやり方を社員にそのとおりにやらせるための指示書」です。結果的に、社員は入社早々から早く成果が出せるようになり、お客様にも褒められるようになります。このマニュアルを、社員自らが作成、改良、更新していく体制も分業体制を維持・発展させるための必須の活動となります。

組織体制は、管理者を中心として、部門の目標の達成や業務の改善を行える体制づくりです。管理者から社員のレベルまで、「何をして欲しいかを明確にする」「業務を見える化する」「業務の善し悪しの判断基準を明確にする」ことが大事です。ここでも「紙」に「文字」で書いて、社長から社員に渡すことが大事です。

3.展開段階でやるべきこと

開発段階で、仕組みで回り儲かる事業モデルが出来ました。この事業モデルを展開する段階で重要なのは経営計画です。経営計画書は、事業モデルの完成図面であり工程表です。これを見れば社員がどう動けば良いか(具体的な戦い方、行動)と何を実現すれば良いかが解ります。経営計画書を社員に示すことで、社員に、事業と会社の発展に希望を持ってもらうことができて、結果的に社員が自分の将来に安心出来るのが理想です。

展開段階では、様々な壁にぶち当たりますが、その壁に応じて開発した「事業モデル」「分業体制」「組織体制」を見直します。年商3億円程度の壁は、おもに事業モデルの問題で発生するので、改めて事業モデルを改善することで乗り越えます。年商8億円程度の壁は、分業体制や組織体制に問題があるのが普通ですので、こちらを重点的に改善して乗り越えます。

一旦、年商10億円ビジネスが完成すると、社長はヒマになりますが、ヒマになった後でも社長にしか出来ない仕事がありますので、それだけはしっかりとやってください。それは「自社のサービスが狙い通りに提供されているかを確認すること」「顧客の変化をいち早く察知すること」「新規事業の芽を探すこと」です。

4.大事なことは「紙」

読了して、一番心に残ったキーワードは「紙」です。社長が頭の中で考えているという状態は、あらゆる面でダメだと言うことです。商品・サービスが社長の頭の中では、社員に売ってもらうことは出来ません。まずは商品・サービスを提案書やカタログなど「紙」に起こすことから始める必要があります。

また、「紙」のマニュアルがあることで、社員「を」育てるのでは無く社員「が」育つ環境が構築出来ます。管理者に対しては、何をして欲しいかも「紙」で明確にするからこそ、何をすれば良いかが明確になります。そして、良いか悪いかの基準も「紙」で示されることで、全社で統一して実行出来るようになります。例えば、「会議の時間に遅刻しない」という当たり前のことですら、言葉で伝えるのでは無く「紙」で伝達することで仕組みになります。会議に遅刻する社員がいるということは、その社員が悪いのではなく、会社のルールとして「紙」になっていない状況が問題だという考え方です。言い換えると、ここまでしてはじめて、仕組みではなく、ヒトの責任が明確になり、そうなるとヒトは動くということなのでしょう。

テレワークとかペーパーレスの時代背景を考えると「紙」に拘る必要は無く、「文字」と読み替えるべきだと思いますが、「文字」としても、徹底して「文字」にしていくことが必要だということです。

5.まとめ

この本に書いてある内容を実践するには、メチャクチャ手間がかかります。しかし、ここまで徹底的にやることが出来たら成果が出る可能性は高いと思います。また、「紙」と「文字」にしていくので再現可能性が、かなり高いともいえます。つまり、本気で年商10億円目指しているかどうかが問われているともいえるでしょう。

そういう意味で、年商10億円を本気で目指したいという方は、是非、手に取って読んでみて頂きたいと思います。

 

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【ビズ部の近況】
こんな記事を書いて欲しい ということがありましたら、
 info@accountax.co.jpまで ご連絡下さい。
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【紹介コーナー】
今回はお休みします
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【編集後記】

前回のメルマガで
洗濯係であることを
カミングアウトしましたが、

実は、週に1回、
料理を担当しています。

昨日がちょうどその日で
レンコンの挟み焼きを作りました。

レンコンの上に
とろけるチーズを載せて、
ベーコンを載せて
又とろけるチーズを載せて
最後にレンコンを載せて
フライパンで焼くだけです。

チーズが良い感じで焦げて
美味しく出来ました。

子供達がバクバク食べてくれて
嬉しかったです。

それと、作る工程も
YouTubeでゴルフの動画を流しながら、
ビールを飲みつつ、
料理をすすめていくので
普通に楽しいです。

それでは、またお会いしましょう
キャッシュ・イズ・キング!!

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