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高級外車をクレカで購入出来るようにしてしまいました
こんにちは、公認会計士・税理士の山口真導です。
繁忙期の決算作業に追われながら、オーナー社長から頼まれて、なんとかそれが実現出来ないかを模索する毎日を過ごしています。その結果、ついに、高級外車をクレカで購入出来るようにしてしまいました。あれ?全然驚いていませんね。既に高級外車を所有されているオーナー社長なら解って頂けると思いますが、これ結構凄いことなんですよ。
1.高級外車の購入条件
クレカで買えるようになったとはいえ、条件があります。
利用可能なクレジットカードは限定されます。したがって、そのカードを保有されていない場合、車両購入に当たって、あらたにクレジットカードを作成頂く可能性があります。
例えば、2,000万円の車両を購入頂くと約20万マイルほどゲット出来ます。12万5千マイルでハワイをビジネスクラスでペアで往復出来ますが、この航空券を航空会社のサイトで購入すると150万円ほどします。年会費150万円のクレジットカードではありませんので、新たにクレジットカードを作ってもペイ出来ます。年会費との損益分岐点は300万円くらいなので、中古の高級外車の場合でも、新たにカードを作って損をするということはありません。
2.高級外車の無限ループ
高級外車の中古は値落ちをあまりしません。いまは部品不足で新車の生産が滞っているので、更に値落ちリスクが減少しています。
例えば、4年落ちの高級外車を購入すると12ヶ月で償却出来ます。償却が済んだ後、このクルマを売却すると全額益金(車両売却益)になります。これを課税の繰延といって意味がないという人もいます。
しかし、クルマ好きにとって、こんなに楽しいことはありません。
期首に保有する償却済みの車両を売却し売却益を計上し、同時に新しい4年落ち以上の車両を購入すると、売却益は新車の償却費と相殺されます。値落ちが少なければ、売却益と償却費の際は小さくなりますし、追加の費用を支払って、より良い車両に乗り換えればそれだけ償却費が大きくなります。
この高級外車の無限ループはクルマ好きの社長にとっては、最高ではないでしょうか?
3.仕事に使う車両限定です
法人で購入して経費に出来るのは、仕事に使うクルマです。ご自宅用の車両は経費になりません。まさか、ここを勘違いされる方もいないとも思いますが、念のため。
時々、高級外車でも経費になりますか?というご相談を受けますが、カローラなら経費でカウンタックだと経費にならないというルールはありません。カローラでもカウンタックでも移動手段としては同じですので、車種によって経費になったりならなかったりということはないのです。
しかし、カローラであっても仕事では全く使用しておらず、週末の家族サービスにしか利用していないのであれば経費にはなりません。車両購入はオーナー社長に対する会社からの現物支給(賞与)として損金不算入となり、かつ、賞与ですから源泉所得税の徴収漏れということになります。これを避けるために、無理矢理仕事で使ったかのような利用簿を付ければ、仮装行為となり重加算税の対象(税金3割増し)にもなります。
カローラとカウンタックだと、税務調査の時に調査官のハートに灯る火の量が違うということはあるでしょうから、調査官は必死に否認しようとしてくる可能性はありますが、ルールはルールですので、ちゃんと税務調査対応をすれば大丈夫だと思います。
その点、社長のカウンタック購入に否定的な顧問税理士の場合、ちゃんと調査官に反論してくれない可能性もありますので、そこが最大のリスクになるかもしれません。
4.クレカでクルマを買いたい場合
購入希望の方は問い合わせフォームに欲しい車種と年式、色を出来るだけ具体的に書いて送って下さい。具体的な話ではない場合や冷やかしは対応をお断りします。購入能力があるか、決算書や確定申告書を拝見させて頂く場合もあることをご了承下さい。新車、新古車、中古車がご用意出来ますが、新車はご提供が難しい場合もあります。
5.ご要望は一先ず承ります
出来るかどうかは別として、お客様のご要望は一先ず承ります。今回の一件で、結構、出来ちゃうもんだな、と改めて思いました。こうした対応が出来るのも、自分が気持ち良く仕事が出来る報酬をちゃんと頂いているおかげなので有難い限りです。
税理士はオーナー社長のおカネの相談窓口だと思いますので、幸せな社長を増やすという理念に則って、出来る限りのことをしていきたいと思います。
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