2022年に向けた抱負

こんにちは、公認会計士・税理士の山口真導です。

2022年も二週目に入りました。三連休も終わって、今日から本格始動という方が多いのではないでしょうか?その本格始動にあたって、2022年に想定されることとわたし自身の抱負についてお伝えしたいと思います。

1.2022年に目指すべき「あるべき状態」とは

2022年に目指すべきことは、「会社をコロナ前(2019年)より良い状態にする」ということだと思います。コロナ中も変化し続けている会社、経営者がいることを踏まえて、新しい会社、新しい自分を創っていく心がけが必要ということです。

DX(デジタル化)やらGX(脱炭素)というトレンドワードは流行言葉で終わらせないことが必要です。生産性が低いということは、とどのつまり「貧乏暇なし」ということです。生産性を上げて利益を出すために今必要なキーワードと捉える必要があります。高価格化とローコスト化を、これまでのように効率化と改善で実現するのではなく、ゲームチェンジと言えるくらいの大きな変更を加えるということです。そのための2022年のキーワードがDXでありGXです。

「あるべき状態」の話なので、かなり大上段に書きましたが、このブログの対象読者であるオーナー社長には、全てを変える強大な権限があるはずなので、年頭に是非、現実の問題はしばし忘れて、自社の「あるべき状態」について、掘り下げて頂くことをオススメします。あるべき状態と現在の状態のギャップが自社の「問題」です。問題さえ認識されたら、あとはこの問題を克服するだけです。問題すら認識されていないから、克服されることもないという状況を避けなければなりません。時には現実や制約条件を外して考えることも重要です

弊社の場合であれば、経理代行用のSaaSを創って、より早く正確に経理代行の仕事が出来る姿を目指していきたいです。この点がブレないように、いま出来ることを進めていきたいと考えています。

2.2022年の予想~倒産が増える~

コロナ融資の返済猶予の最大期間が3年でしたので、初期に融資を受けた会社からボチボチ返済が必要になります。コロナ融資で得たお金を使ってしまっている会社も多いので、単純に考えて返済に困る会社が増えて、倒産件数は増加するでしょう。そもそもコロナ以前からリーマンショックの際のモラトリアム法案による借入金の返済猶予、リスケジュールをしている事業者が沢山あったわけですから、そうした会社に向けて新たな対策がなければ、バブル崩壊の頃のように倒産件数が跳ね上がる可能性すらあります。

皆様方においては、取引先の倒産による貸倒にはお気をつけ頂きたいと思います。また、資金繰りが苦しいときほど詐欺に遭いやすいということがあります。おいしい話はそうそうありません。もし、そうした話が舞い込んできたら第三者に相談することを強くオススメします。いまは小さな会社でも売却出来る時代です。早めに専門家に相談することで選択肢を増やせますので、とにかく一人で悩まないことが大事です。

逆に、資金に余裕のある中小企業のオーナー社長にとっては会社や不動産の買い時となります。事業を大きくするチャンスの到来ですのでM&Aの仲介会社とコンタクトを取るなど準備を始めておくことをオススメします。冒頭DXを取り上げたのと矛盾しますが、会社も不動産も良いものはネットに出てくる前に売れてしまいます。こればっかりはアナログが強いと思います。

2.2022年の予想~起業が増える~

2022年は新規開業する方が増えると予想します。コロナで廃業した反動と、2019年に経団連が終身雇用が無理だと言い出した後の具体的な動きが増えてくるという風に踏んでいます。既に創業融資の案件の増加傾向というプレスリリースが政策金融公庫から出ていますので、こうしたトレンドは続くでしょう。

我が国では世代交代が進みづらいので、ゲームチェンジを起こすには新参者の存在が必要不可欠だと思います。若者企業が増えることは間違いなく日本経済にとってプラスだと思います。

起業が増えること自体は、多くの事業者にとってビジネスチャンスになります。新しく何か始める際には、なにかと物入りになりますので、このビジネス機会を取りに行きましょう。我々会計事務所にとっても新規顧客予備軍が増えるということですので、弊社としてもこうした方向けのサービスを打ち出していきたいと考えています。

3.2022年にアカウンタックスが取り組むべきこと

令和4年度税制改正の影響も不透明な部分があるので、節税セミナーは当面開催頻度を毎月3回から1回に変更します。6月まで予定を公開しているので興味のある方はご都合のつく先の予定でお申し込みをお願いします。セミナー回数を減らした分で創った時間は、会計事務所業界のゲームチェンジのために費やしたいと思います。

さてさて、どんな2022年になることやら。皆さんと自分自身に期待していきたいと思います。

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